越の国で生まれた光り輝く米

  魚沼産コシヒカリ

旨い米にこだわった先人たち  

魚沼産コシヒカリといえば全国で知らない人はいないほどのブランド 米。その中でも特においしいとされる南魚沼産コシヒカリ。日本一美味しい、最高級品という冠が常についてくるトップレベルの米である。

しかし、昭和20年代までは魚沼を含め新潟の米農家は時代背景もあり米の質より量を目指していた。したがって新潟の米が食味で評価されることは少なかった。それが昭和29年、六日町のある農家に県の農業試験場から少量の種モミが届けられた。

これがコシヒカリ誕生の序曲となる。

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   雪が生む「淡麗辛口」のピュアな酒

  南魚沼の地酒  ―青木酒造・高千代酒造・八海醸造―

戦国武将も愛した日本酒

日本酒の歴史は古い。稲作とともに始まったとされる。弥生時代にはすでに造られていたと考えられるそうだ。しかし、この時代の酒は飲むことが目的ではなく、農耕祭礼や収穫に感謝する祭事に用いられ、神に供えるものとして造られていた。

新潟県の日本酒生産量は灘(兵庫県)、伏見(京都府)に次ぐ全国3位。そんな新潟には平成20年2月現在、96の酒蔵がある。灘や伏見に比べるとひとつひとつの蔵は小さいがそれぞれの蔵が特色のある酒造りをしている。しかし共通しているのが口に含んだ時にふっと鼻に抜けるような控えめな香り、そしてやわらかでさらりとした味わいとすっきりとした飲み口。これが「新潟淡麗」と呼ばれるものだ。

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   原点にあるのは「水」

  南魚沼の名水

天からの恵み・雪が美味しい水を生む  

コシヒカリ、地酒、織物…。南魚沼の特産品にはすべて水が深く関わってくる。
清らかな雪解け水が潤した田でコ シヒカリが育ち、山々に積もった雪が伏流水になり、その水が喉の奥にすっーと落ちていくようなキレイな後味の地酒を生む。そして越後上布をはじめ南魚沼の織物ができあがるまでには、「雪は縮みの親」と言われるように雪の湿気、水分がさまざまな工程で欠かせない。ほかにも「名水」からは川魚、きのこ、そば、大崎菜など雪国・南魚沼ならではの名産が生まれて いる。

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   雪があるからこそ生まれる美しい織物

  南魚沼の織物 ―越後上布・塩沢紬・本塩沢・夏塩沢―

雪国の女たちの手により織り継がれる布たち

雪が育むのは旨い米や地酒だけではない。ここ南魚沼には「雪は縮の親といふべし」という言葉がある。これは江戸時代の文人・鈴木牧之が当時の越後の暮らしぶりを描いた名著「北越雪譜」に書かれている。

その昔、1年の半分近くを雪に覆われる地域であった南魚沼。だからこの地で生きる人々、女性たちは春がくるまでひたすら布を織り続けた。

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   独特の色、香り、歯応えが絶品、きのこ王国・南魚沼

  きのこ

旨み際立つ南魚沼のきのこたち  

新潟県は長野県に次いできのこの生産量が全国第2位。 平成19年度は約8万8000tを生産している。
南魚沼はマイタケをはじめエノキダケ、エリンギ、シイタケ、ブナシメジ、ヒラタケなどの栽培に取り組み、県内の約4割にあたる3万6000tを栽培するほどだ。

きのこの約90%が水分といわれている。南魚沼には越後三山などからの伏流水で水に恵まれた土地である。キレイな水が美味しいきのこを生む。

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   まるまるとしたりっぱな姿としこしこ食感が自慢

  八色しいたけ

自然豊かな八色原の里から生まれるしいたけ。

南魚沼の八色原地域には全国に誇れる3つの農産物がある。
ひとつは日本一と評判の魚沼産コシヒカリ、ふたつ目は夏の果物の王様として人気の八色西瓜、そして大きくて肉厚、しこしことした食感が特徴の八色しいたけだ。

ほかのふたつと比べると知名度はまだまだだが、八色しいたけは新たなブランドを確立しはじめている。  

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   南魚沼の自然と雪が育み熟成させたワイン

  越後ワイン

雪国から美味しいワインをー その情熱から始まったワイン造り  

八海山を望む自然に囲まれた浦佐の地にあるアグリコア越後ワイナリー。

ぶどう畑の一部や直営のレストラン「葡萄の花」などが2007年8月にグランドオープンした「八色の森公園」の中にある南魚沼の自然に囲まれたワイナリーだ。創業は1975年というから30余年の歴史があり、新潟県で初めてヨーロッパ式の垣根仕立てによるぶどう栽培に取り組んだことでも知られている。

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   素朴さが誰からも愛される、新潟を代表するみやげもの

  笹だんご

戦国武将・上杉謙信公の時代より伝わる由緒ある菓子

「イッセイの シャツを着こなせる若者が ふるさと自慢に言う笹だんご」(チョコレート革命)と俵万智さんが短歌に詠むほど笹だんごは新潟人には身近なものであり、全国的にも知られている菓子である。

日経新聞の「もらって嬉しい菓子みやげランキング」によると仙台の萩の月、浜松のうなぎパイ、東京の東京ばな奈などと並んで笹だんごもベスト10にはいっているほど。

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   スッーとした清涼感が口いっぱいに広がる

  はっか糖

上杉謙信公も認めた万病の妙薬「和種薄荷草(わしゅはっかそう)」を使った砂糖菓子。

口にふくむとさらさらっと崩れるように溶け、爽やかな香りが鼻に抜けるとともに、上品な甘さが口に残るはっか糖。

塩沢をはじめ南魚沼には野生の薄荷草が自生していた。英名はそのままジャパニーズミント、別名ノースミントと呼ばれ、日本特産のハーブである。

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   南魚沼の夏を彩る全国的に人気のブランドスイカ

  八色西瓜

夏のフルーツの王様として君臨する大玉のスイカ。  

深いみどり色にくっきりと黒いギザギザのしま模様、包丁を入れるとサ クッと割れて赤い果肉が瑞々しい八色西瓜。

南魚沼では「夏といえば八色西瓜、八色西瓜といえば夏が来る」とまでいわれている。

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   神楽獅子(かぐらじし)のお面を思わす南魚沼の伝統野菜

  かぐら南蛮

唐辛子の一種であるかぐら南蛮。

かなり古い時代から存在している種だが、その由来などはわかっていない。
ただ山古志から南魚沼の山間地の人たちが自家用を目的に栽培し伝えてき、現在では地域の伝統野菜のひとつになっている。

名前の由来はゴツゴツとした形が神楽獅子のお面のようなことから付いたという。 

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   1年に1日だけ、大祭の日に作られたお菓子

  しんこ餅

100年以上受け継がれてきた由緒ある菓子

毘沙門堂で知られる浦佐。
ここには年に1度だけ、3月3日の「裸押合大祭」の日に作られるお菓子があった。
それがうるち米を使ったしんこ餅。
しこしことした独特の歯応えのある生地にすっきりとした甘さの餡を包んだ餅菓子だ。今では魚沼を代表する銘菓になっている。

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   きめが細かい柔肌は雪のように白くほのかに甘い

  杵つきもち

神さまが宿る神聖な食べ物

正月をはじめ雛祭りや端午の節句、結婚式などさまざまな行事や祭りに欠かせないもちは一年を通して日本全国で食されている。

しかし、もちは日本独特のものではなくタイやラオス、ミャンマーなど東南アジアから中国を経て日本に伝わったとされている。その歴史は古く、稲作文化が渡来した縄文時代の晩期。もちは2000年以上も前から食されているわけだ。

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   海の幸とはひと味違う 清らかな水が旨さを育てる

  川魚  ― イワナ・ニジマス・美雪ます ―

山からの伏流水で身がしまり、脂がのる  

南魚沼は八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳の越後三山をはじめ高い山々に囲まれている土地である。2000m級の山々をはじめ周囲の山に冬の間積もった雪が長い歳月をかけて伏流水として里へ辿り着く。この豊富な湧き水を利用して、南魚沼ではニジマス、イワナ、コイなど淡水魚の養殖に戦前から取り組んでいる。

その水の冷たさから魚は、自ら寒さから身を守ろうとするため脂があり、身がしまるものになる。また、時間をかけて育つので身厚になり、旨味が増してくるのだ。

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